【ノート】Illustratorのデータ作成から保存

Illustratorのロゴマーク
このページでは、「Illustrator」のソフトでデータを作成される際の注意点、テンプレートの利用方法、PDF形式への保存方法をご確認いただけます。

<バージョンについて>
Illustrator CS3以前のバージョンについては、サポート対象外となっております。保存方法やエラーについて、弊社ではお答えしかねますのでご容赦ください。また、Illustrator CS3以前のバージョンについては、動作の確認ができておりませんので、ご利用頂く場合は、予期せぬエラーやトラブルについてご了承頂いているものとして対応させていただきます。
生産前に完成イメージのPDFをお送りいたしますので、お客様にて体裁のズレやフォントの変換等をご確認下さいますようお願い申し上げます。

※入稿前にPDFに書き出したデータや、ご入稿頂いた後に弊社が送付する完成イメージのPDFは、必ずPDF変換前のデータと比較して精査・確認校正をお願いします。

色についての注意点

画面上で表示されるフルカラーの設定には、光の三原色であるRGBカラーと、色料の三原色であるCMYにKを足したCMYKカラーの2種類があります。
RGB カラーは、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の三色の光の割合で色が表現され、PCやスマホなど画面上での表示やデジカメでの記録に使用されます。
CMYK カラーは、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色のインクでフルカラー印刷機で使用されます。下の画像はそれぞれの見え方の違いを表現したものです。

RGBとCMYKの違い画像

RGBカラー(光の色)は、CMYK(インクの色)よりも広い色域を表現できるため、RGB カラーで作成したデータを印刷すると、色味が変化してしまう場合があります。その為、 カラーモードは必ずCMYKカラーで作成してください。
※RGBカラーモードで入稿された場合、弊社にてCMYKカラーに自動的に変換いたします。 その場合は色味の違いがあることを了承頂いているものとして印刷に進めさせて頂きます。
※一般の家庭用プリンターは、写真をキレイに印刷するためにRGB印刷のものが多く、印刷会社の印刷機はCMYK印刷になる為、仕上がりの色や見え方が異なりますのでご注意ください。

RGBとCMYKの色の違いのイメージ画像

カラーモード変更方法:Windowsの画面

「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラー」を選択する。

Windowsのカラーモード確認画像

カラーモード変更方法:Macの画面

「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラー」を選択する。

Macのカラーモード確認画像
  

画質についての注意点

使用する画像の解像度は原寸サイズで350ppi(dpi)を推奨いたします。解像度がわからない場合は、原寸データサイズ2~3MB程度あれば印刷に適していると思われます。解像度が低いと、画質が粗くなり滑らかさが軽減してしまいます。実際に印刷するとパソコンなどのモニターで見るより、さらに画質の粗さが目立ちます。 元の写真データサイズが小さいものを、加工などで大きくしても画質がきれいになることはありません。また、弊社で完全な高画質にすることも出来かねます。 写真データサイズが小さい場合でも印刷は可能ですが、画質が粗くなってしまう場合がございますので予めご了承下さい。

画質がいい場合の画像 画質が悪い場合の画像

配置画像についての注意点

配置画像は、すべて「埋め込み」処理をしてください。

埋め込みの方法

「ウィンドウ」→「リンク」右上のメニューボタンをクリックして、「画像を埋め込み」を選択します。

配置画像の埋め込み方法の画像

フォントサイズ・線の太さについての注意点

フォントサイズは6ポイント以上、線の太さは0.2ポイント以上での作成を推奨しています。
それより小さいサイズを使用した場合に、文字がかすれたりつぶれる可能性がございます。

アウトラインについての注意点

文字データは必ず全てアウトライン化してからPDFへ保存してください。
お客様とのフォント環境の違いから、書体が変わったり文字化けが発生したりする可能性があります。
※文字のアウトライン化後に元のファイルを上書き保存してしまうと、保存後に文字の修正ができなくなってしまいます。アウトライン化後のデータは入稿用データとして別名で保存し、元のファイルも残しておくことをお勧めします。

アウトライン化の方法

文字を選択し、「書式」→「アウトラインを作成」をする。

アウトラインの方法画像

レイヤーについての注意点

作成する際は「お客様作成用」レイヤーにデザインをしてください。
「template」レイヤーは、注意事項やガイド線のレイヤーとなりますので、動かさないようお気をつけください。
保存時に「template」レイヤーを必ず削除してからPDF保存してください。(Illustratorのネイティブデータをご入稿される場合は、「template」レイヤーを残しておいてください。)
※入稿された状態のまま印刷用データを作成致しますので、不要なレイヤーや非表示設定にしたままのレイヤーがないか、必ずご確認ください。

非表示設定とは?

Illustratorのレイヤー非表示画像

本文オリジナル印刷についての注意点

オリジナル本文は、単色印刷となります。色は、C(シアン)、M(マゼンタ)、K(ブラック)の中から1色で作成してください。 Y(イエロー)で作成していただくことも可能ですが、白い紙にY(イエロー)を印刷した場合、見えづらくなってしまうため、ご了承の上で作成をお願いいたします。 色の濃淡は、パーセンテージ(%)で調整してください。罫線や方眼の色が濃いと、書きづらくなりますのでご注意ください。
線の太さは0.2ポイント以上での作成を推奨しています。それより小さいサイズを使用した場合に、かすれたり綺麗に印刷されない可能性がございます。

本文オリジナル印刷のシアンとマゼンタの1色作成イメージ画像 本文オリジナル印刷のイエローとブラックの1色作成イメージ画像

中綴じ製本のテンプレートについて

■ご希望の綴じ向きに合わせて作成してください。

中綴じ製本のテンプレートは、見開きの状態になっております。綴じ部分のガイド線がありますので、綴じ向きに注意してデザインをしてください。

  • 中綴じ製本左綴じイメージ
  • 中綴じ製本右綴じイメージ

■ガイド線を参考にしてデザイン作成をしてください。

中綴じテンプレートのガイド線

「template」レイヤーには、上記の通りガイド線が入っています。ガイド線を参考にしてデザインしてください。
トンボは、断裁の時の目印となりますが、一度に何枚も重ねて断裁をするため、どうしても微妙なズレが生じてしまいます。
その為、以下の点に注意してデータを作成してください。

1.端まで色や写真が入るときは、必ず塗り足し位置までデータ作ってください。

一度に何枚も重ねて断裁をするため、どうしても微妙なズレが生じてしまいます。そのため、塗り足し位置まで色をのせていない場合は、微妙なズレが生じた際に、印刷用紙の白色が出てしまいます。仕上がり位置(ピンク)から塗り足し位置(青色)の間は、切れてしまうものとしてご制作をお願い致します。

  • 中綴じ製本の塗り足しNG画像
  • 中綴じ製本の塗り足しOK画像

※分かりやすくするために、テンプレートのガイド線(ピンク・青・緑)を表示しています。 ご入稿の際はガイド線の削除をお願い致します。

2.切れると困る文字や図柄は、文字切れしない安全な位置を参考にして配置してください。

仕上がり位置(ピンク)の内側ギリギリに文字やイラストを配置してしまうと、断裁の際にズレが生じた場合、切れてしまいます。そのため、切れると困る文字やイラストは、文字切れしない安全な位置(緑色)の内側に配置してください。※本文用テンプレートは、端まで線を挿入することがあるため、文字切れしない安全な位置を表示しておりません。

  • 中綴じ製本の安全な位置NG画像
  • 中綴じ製本の安全な位OKG画像

※分かりやすくするために、テンプレートのガイド線(ピンク・青・緑)を表示しています。 ご入稿の際はガイド線の削除をお願い致します。

3.データ作成完了後、不要なレイヤーや非表示のレイヤーは削除してください。

「template」レイヤーを削除後、PDFへ保存してください。 ガイド線が残っている場合、その線も印刷されてしまうためご注意ください。(※Illustratorのネイティブデータで入稿される場合は、「template」レイヤーを残しておいてください。)

リング製本のテンプレートについて

■テンプレートの種類を確認してから作成してください。

リング製本のテンプレートは、各ページごとのテンプレートになっております。本文印刷をされる場合は、本文の右ページと左ページでテンプレートが分かれておりますので、それぞれにデータを作成してください。表紙または本文右ページ用のテンプレートは、リング穴が左側にあり、裏表紙または本文左ページ用のテンプレートは、リング穴が右側にあります。

  • リング製本裏表紙イメージ
  • リング製本表紙イメージ

■ガイド線を参考にしてデザイン作成をしてください。

リングテンプレートのガイド線

「template」レイヤーには、上記の通りガイド線が入っています。ガイド線を参考にしてデザインしてください。
トンボは、断裁の時の目印となりますが、一度に何枚も重ねて断裁をするため、どうしても微妙なズレが生じてしまいます。
その為、以下の点に注意してデータを作成してください。

1.端まで色や写真が入るときは、必ず塗り足し位置までデータ作ってください。

一度に何枚も重ねて断裁をするため、どうしても微妙なズレが生じてしまいます。そのため、塗り足し位置まで色をのせていない場合は、微妙なズレが生じた際に、印刷用紙の白色が出てしまいます。仕上がり位置(ピンク)から塗り足し位置(青色)の間は、切れてしまうものとしてご制作をお願い致します。

  • リング製本の塗り足しNG画像
  • リング製本の塗り足しOK画像

※分かりやすくするために、テンプレートのガイド線(ピンク・青・緑)を表示しています。 ご入稿の際はガイド線の削除をお願い致します。

2.切れると困る文字や図柄は、文字切れしない安全な位置を参考にして配置してください。

仕上がり位置(ピンク)の内側ギリギリに文字やイラストを配置してしまうと、断裁の際にズレが生じた場合、切れてしまいます。そのため、切れると困る文字やイラストは、文字切れしない安全な位置(緑色)の内側に配置してください。※本文用テンプレートは、端まで線を挿入することがあるため、文字切れしない安全な位置を表示しておりません。

  • リング製本の安全な位置NG画像
  • リング製本の安全な位OKG画像

※分かりやすくするために、テンプレートのガイド線(ピンク・青・緑)を表示しています。 ご入稿の際はガイド線の削除をお願い致します。

3.リング穴位置には切れると困る文字や図柄を配置しないでください。

リング製本なので、リングで綴じるためにリング穴を開けます。そのため、切れると困る文字や図柄を配置しないでください。

4.データ作成完了後、不要なレイヤーや非表示のレイヤーは削除してください。

「template」レイヤーを削除後、PDFへ保存してください。 ガイド線が残っている場合、その線も印刷されてしまうためご注意ください。(※Illustratorのネイティブデータで入稿される場合は、「template」レイヤーを残しておいてください。)

リング製本ワンポイントアドバイスのタイトル画像
  • 仕上がり位置枠の中央にデザインを配置した場合
  • 文字切れしない安全な位置枠の中央にデザインを配置した場合

※デザインの形や色などにより、見え方が多少異なりますので、入稿前にしっかり位置を調整・確認して頂くことをお勧めいたします。

表紙・裏表紙用テンプレートのダウンロード

下記表の「テンプレート」から、ご希望サイズ・製本方式のテンプレート(zipファイル)をクリックしてダウンロードしてください。
ファイル内のWord・PowerPoint・Illustrator・Photoshopそれぞれの形式のテンプレートから必要なソフトのテンプレートをご利用ください。
ファイル内にも、注意事項や保存方法を説明したPDFデータがありますので、作成時の確認用としてご利用ください。

商品名 サイズ テンプレート
お客様デザインノート A4サイズ(中綴じ)
表紙・裏表紙作成用
297mm × 210mm
見開き 297mm × 420mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B5サイズ(中綴じ)
表紙・裏表紙作成用
257mm × 182mm
見開き 257mm × 364mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート A5サイズ(中綴じ)
表紙・裏表紙作成用
210mm × 148mm
見開き 210mm × 296mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B6サイズ(中綴じ)
表紙・裏表紙作成用
182mm × 128mm
見開き 182mm × 256mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート A4サイズ(リング)
表紙作成用
297mm × 210mm
見開き 297mm × 420mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート A4サイズ(リング)
裏表紙作成用
297mm × 210mm
見開き 297mm × 420mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B5サイズ(リング)
表紙作成用
257mm × 182mm
見開き 257mm × 364mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B5サイズ(リング)
裏表紙作成用
257mm × 182mm
見開き 257mm × 364mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート A5サイズ(リング)
表紙作成用
210mm × 148mm
見開き 210mm × 296mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート A5サイズ(リング)
裏表紙作成用
210mm × 148mm
見開き 210mm × 296mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B6サイズ(リング)
表紙作成用
182mm × 128mm
見開き 182mm × 256mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B6サイズ(リング)
裏表紙作成用
182mm × 128mm
見開き 182mm × 256mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインメモ帳(長方形)
表紙作成用
128mm × 91mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインメモ帳(長方形)
裏表紙作成用
128mm × 91mm
zip_iconzipファイル

本文用テンプレートのダウンロード

下記表の「テンプレート」から、ご希望サイズ・製本方式のテンプレート(zipファイル)をクリックしてダウンロードしてください。
ファイル内のWord・PowerPoint・Illustrator・Photoshopそれぞれの形式のテンプレートから必要なソフトのテンプレートをご利用ください。
ファイル内にも、注意事項や保存方法を説明したPDFデータがありますので、作成時の確認用としてご利用ください。

本文オリジナル印刷デザイン作成用テンプレート サイズ テンプレート
お客様デザインノート A4サイズ(中綴じ)
本文作成用
297mm × 210mm
見開き 297mm × 420mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B5サイズ(中綴じ)
本文作成用
257mm × 182mm
見開き 257mm × 364mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート A5サイズ(中綴じ)
本文作成用
210mm × 148mm
見開き 210mm × 296mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B6サイズ(中綴じ)
本文作成用
182mm × 128mm
見開き 182mm × 256mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート A4サイズ(リング)
本文作成用
297mm × 210mm
見開き 297mm × 420mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B5サイズ(リング)
本文作成用
257mm × 182mm
見開き 257mm × 364mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート A5サイズ(リング)
本文作成用
210mm × 148mm
見開き 210mm × 296mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインノート B6サイズ(リング)
本文作成用
182mm × 128mm
見開き 182mm × 256mm
zip_iconzipファイル
お客様デザインメモ帳(長方形)
本文作成用
128mm × 91mm
zip_iconzipファイル

PDFの保存方法(Windowsの場合)


手順:1

「別名で保存」→保存時のファイルの種類は「Adobe PDF」を選択する。

   WindowsのIllustratorからPDF保存する方法1

手順:2

「一般」→AdobePDFプリセット「PDF/X-4:2008」を選択する。

   WindowsのIllustratorからPDF保存する方法2

手順:3

 

「OK」で保存します。

WindowsのIllustratorからPDF保存する方法3

PDFの保存方法(Macの場合)


手順:1

 

「別名で保存」→保存時のファイルの種類は「Adobe PDF」を選択する。

   MacのIllustratorからPDF保存する方法1

手順:2

 

「一般」→AdobePDFプリセット「PDF/X-4:2008」を選択する。

   MacのIllustratorからPDF保存する方法2

入稿前のPDF確認方法(adobe Acrobat Reader)

PDFの確認には以下のソフトウェアが使用できます。

<Adobe Acrobat Reader>

adobereaderロゴ

PDFファイルの閲覧用ソフトウェア。Adobe社のサイトより無料でダウンロードすることができます。
Adobe Acrobat Readerのダウンロードはこちら

手順:1

入稿するPDFデータをAdobe Acrobat Readerで開いたら、「ファイル」→「プロパティ」を開く。

adobe readerで確認する方法1

手順:2

「セキュリティ」のタブを開き表示を確認する。

adobe readerで確認する方法2

手順:3

「フォント」タブを開き、埋め込み表示を確認する。

adobe readerで確認する方法3

入稿前セルフチェック

カラーモードはCMYKになっていますか?

塗り足し位置まで絵柄がありますか?(全面に画像や色が入る場合)

切れると困る文字や図柄は、文字切れしない安全な位置に配置されていますか?

配置した画像の画質に問題はありませんか?

画像は埋め込みにしましたか?

フォントはアウトライン化しましたか?

中綴じの場合、綴じ向きに合わせたデザイン位置になっていますか?

本文の場合、CMYKのいずれか1色のみとなっていますか?

PDF形式で入稿の場合、「template」レイヤーは削除しましたか?
(※Illustratorのネイティブデータで入稿される場合は、「template」レイヤーを残しておいてください。)

PDF形式で入稿の場合、「PDF/X-4:2008」を選択しましたか?

PDF形式で入稿の場合、保存したPDFデータを開き、制作意図の通りになっていることを確認しましたか?

pagetop

お使いのブラウザはご利用頂けません

ご利用中のIE(Internet Explorer)はご利用いただけません。
お手数ですが下記の推奨ブラウザをご利用ください。

推奨ブラウザ